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点検・チェック
補修箇所をチェックし、交換か修正を決めます。
※この後の工程は補修の場合です。
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損傷部の確認
損傷部に蛍光灯を映しこみ、ゆがみから目視で判断します。
次に手のひらで損傷部の外側から変形部を通過して逆側の変形の無い部分までさわり、凹凸を確認します。
そしてこの時に補修範囲を決定します。
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旧塗膜の判定には下記の3つの方法の中から行います。
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目視による判定
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膜厚測定による判定
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シンナーラビングによる判定
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塗装仕様の決定
旧塗膜、素材の種類によって塗装仕様を決定します。
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塗装の前処理
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洗車
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部品の取り外し
熱に弱いパーツやプラスチック類は取り外します。
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旧塗膜の剥離
旧塗膜に深い傷がある場合、または劣化の程度が激しい場合は必要になってくる作業です。
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基準面つくり
比較的小さな損傷部は部分的に旧塗膜を剥離して補修していきます。
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下地処理
旧塗膜、素材の種類によって塗装仕様を決定します。
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ウォッシュプライマー塗装
外国産や水没車の場合はウォッシュプライマーの塗装を行います。
ウォッシュプライマーを行わないときはパテを付けるので先に脱脂を行います。パテを盛り付け乾燥させたら研磨・成型です。
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旧塗膜の足付け
非塗装部分には、オーバースプレーしないようにマスキングを行います。
※マスキングを行うときは塗装部の清掃と同時に、マスキング部の貼り付け箇所も清掃、脱脂を行い、塗装時のエアー圧ではがれない様にします。
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kawasaki
ゼファー400パテ成型中。
このタンクはオールペイントになります。
粗落しと終了後面出しを行っているところです。
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下塗り塗装
塗装は写真の塗装専用ブースにて行っています。
サフェンサーの塗装を行います。
サフェンサーには一液型のラッカー系と二液型のウレタン系とがあり、サフェンサー塗装後乾燥したら拾いパテを行います。
表面に小さな凹みやス穴がある場合は拾いパテを行います。
まずはタンクの裏側にサフを拭き、乾いたら表を行い、表側も乾いたら拾いパテを行います。
その後サフェンサー及び旧塗膜の研磨を行います。サフェンサー塗装と拾いパテ
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清掃・脱脂
塗装を行う物のエアーブロー・シリコンオフによる脱脂を行います。
ブース内部の清掃も行います。これにはゴミや埃は塗装の天敵になるので、エアーで天井から順に飛ばした後に水で流して、綺麗にします。
自動攪拌機で塗装の攪拌を行いながら、配合表などを使って調色を行い、 年月による色褪せなどの微妙な調色を行います。我が社の自動攪拌機とカラー配合表になります(写真はほんの一部です)。
横にある五枚のパネルは分かりにくいかもしれませんが、キャンディカラーになっています。
これらの配合表などを使って調色を行い、年月による色褪せなどの微妙な調色を行います。
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乾燥・仕上げ(磨き)
塗装終了後乾燥を行います。
この乾燥には、常温での乾燥硬化と熱を加える強制乾燥とがあります。
2トンカラーやラインを入れる時は、以下のような手順で行っております。ソリットカラーを塗り終え常温による乾燥を終えたところ。白ソリットカラーとクリアーを入れた状態です。